自分の持つ”disability"について

日本語で書くとインパクトが強いので英語にしてみました、”disability"についてです。

まあ色々併発している気はしますが、とりあえず診断されたものは「吃音」という障害です。 近年だとお笑い芸人の方が吃音だということで注目されたり、令和版マネーの虎に吃音の人が出てたりしてますが、知名度は低いでしょう、おそらく。

どのような障害かというと、端的にいうと「うまく喋れない」ということです。 例えば、好きな人の前で吃ってうまく喋れない、がさまざまな場所で発生する障害です。

勘違いされやすいのは、思考はちゃんとしているんです!っていうか冴え渡っているんです。 でも、うまく喋れないから喋ってないケースもあると思います。

色々吃音について書くことはあるんですが、その症状については割愛します。 書くのが辛いからです。 なので、発生原因だけは紹介しておきます。 ざっくり吃音が発生する原因は2つ、1つは生まれつきの身体的な問題、もう1つは記憶に存在するトラウマによるもの、だそうです。

僕がどっちか、ということなんですが多分現状は後者だけです。 どうやら周りの友達に話を聞く感じ、幼少期から中学校くらいまでは前者だったそうでほんと何言ってるかわからんって状況だったらしいです。 今思うとそれでもいじめを受けずに周りが優しかったのはとてもラッキーだったと思います。

自覚したのは高校生の時、吃音の友達に会ってから「俺と一緒だ」となり意識するようになってしまいました。 意識してから、口頭での注文や店員さんに話しかけるのが無理になりました。 話そうと思うと吃ってしまい、またそのトラウマで喋るのが無理になってしまうんです。 今思うと意識する前は特に考えずに喋っていましたが、意識するようになってからは吃る率も上がった気がします。

それもあり、できるだけご飯屋はしゃべらずに注文できる場所を選んで食べるようになりました。 このことを周りに打ち明けるのもできず、初めて打ち明けた人には理解を示してもらえなかったと思います。 そのため、非常に辛い日々を過ごしました。 周りの人からすると「自分で注文くらいしろよ」って感じじゃないですか実際、子供じゃないんだから、と。

で、病院に行ったんですよ、2年前の春に。 通ったら治るかも〜〜って。 でも、行ったら言われたことは「トラウマによるものだと思います。今は喋って一回も吃ってないので」ですよ!!! いや、まあわかります、そうなんだろうなって自分でも。 おそらくそれを理解してくれている人には逆に吃らないんだろうなって思います。 だって、怖くないから。 自分の中の「もし」がなくなれば注文はできます。 お酒を飲むと「もし」がなくなって注文できることに気づいた時は、常にお酒を飲んで暮らそうかと一瞬本気で考えたくらいです。

一番苦手なことは「固有名詞」をいうことなんですよ、言い換えができないっていう恐怖が自分を縛る。 だから自分の名前をよりによって言えないんです。やばいでしょ!俺もそう思う。

最近は少しずつ解消できてきて普通にご飯屋で注文できるようになってきました。ほんとここ数ヶ月です。 ただまだ電話は苦手で、吃るかも〜〜〜って思っちゃうので実際なります。

こんなもの持っていますが、元来喋るのが結構好きなので、吃音なかったら冗談抜きにアナウンサーとか俳優とか喋る職業を目指していたと思うくらいです。 今後もっと良くなってくれないかな〜〜〜〜。そしたら人生楽なのに。

はー、人生しんどーい。