数年前他界した後輩について

この前久しぶりに夢で会ったので書こうと思う。

俺には大学でとても仲がいい後輩がいた。それこそ一番仲良かったと思う。

その後輩が死んではやもう2年半が経とうとしている。人生が早すぎてまだ引きずってる。

そんな後輩と夢であったシチュエーションはとても意味がわからなかった。

フリーダムの羽を生やした俺が研究室の後輩を連れて空に飛び立つと、そこには謎の管制室?みたいなものがあり、一時停止をした。

その部屋に死んだ後輩がいた。俺はそいつの顔を見て驚いて、つい頭を叩いてしまった。その後輩は「いたいなぁ」と言ったリアクションを取ってくれて昔を思い出すようだった。

そんな中、その後輩は「もう大丈夫だよ」と俺に伝えてくれ、その言葉を聞いた俺は泣きながらハグをした。後輩が夢で出てきたことは何回かあったが、これほどまでにクリアなメッセージをくれたのは初めてだった。その日は、その子が本来なら修士論文発表をしている日であった。何か来るものがあり、布団からしばらく動けなかった。何か本当に節目でお別れを告げるような、そんな感覚があった。

その言葉を聞いて数日間、辛くなってもあいつが言ってくれたから大丈夫、と思ってがんばれている。病まずに済んでいる。ありがとう福田。

今、福田が亡くなった直後に聞いていたプレイリストを聞いてみた。もう顔も鮮明に思い出せなくなってしまった、声も鮮明に思い出せない。今の俺にあったらなんて言ってくれるんだろうか、それすらもわからない。でも、それが現実なんだ、前を向くしかないんだと思わせてくれてる。それが福田の望むことなんだろうな。

なんとなく、やっと心の切り替えができたような気がする。

半年前に亡くなった祖母についてはもう心の切り替えができていて前に進めている。急に来たかどうかでこんなに心が違うもんだとわかる。それだけ前からの心の整理は大事なんだなと。

そんな間に葬式の間に流れていた曲に変わった。この曲を思い出すと今だに葬式場を思い出す。なぜ葬式なんてあるだろう。辛すぎる。ずっと忘れられない。皆の顔が、福田の顔が、あの場所が。なんでこんな、こんなことで俺は。

 

とても辛いけど、でも、でも、このまま走っていくしかないんだなと思う。今後も周りの人は死んでいくし、そんな中でも生きないといけない。その時に強く行きたい。

 

福田、俺の人生はどうなるか今後わからないけど、俺はお前と一緒に生きていくんだ。気持ちはね。だから俺の背中は任せた。どうにかしてくれ。